焼き

1

焼く前にホイロといい丁度良い水分になるまで、再び乾燥させます。
焼き釜の前はものすごい暑さで、夏の工房は室温45℃以上になります。
釜の前に座り、火加減を調節しながらじっくりと焼いていくのです。

道具のはなし 焼き網

2

始めは白、次にうっすら肌色、と焼き色が変化し、こんがりキツネ色になるまで両面焼き上げます。

職人からひと言

3

一枚一枚焼き色を見ながら返し、火加減を調節します。
生地の状態に合った火でじっくり焼いてお米の旨みを引き出していくのです。
焼く工程は、釜の前は暑く、網も熱くて重く、職人見習いの頃は技術はもちろん体力も大変。手にマメを作ったり、タコになったりと。
職人において10年経つと一人前と言われますが、そのころになると焼き続けた分だけ手の皮も厚くなり、技術、体力はもちろん、心に余裕も生まれてくるのです。

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